ROLAND MA-10A 一部改 [電子工作]

家で使用しているパソコンに常時接続している「ROLAND MA-10A」というアンプ内蔵型スピーカー。
購入して早6~7年近く経つ。 
特に最近は,インターネットラジオを,ほぼ常時流しっぱなしにしている。

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聞いているジャンルは「カントリーミュージック」が多いのだが,少し前から・・・?,いやいや!だいぶ前から,この「MA-10A」から出てくる音が・・・,贅沢なことを言ってはいけないのだが,どうにも不満というか,いやな音に思えてならない。
というのも,ちょっとした曲でも「ズモ~ン・ズモ~ン・・・」,「ぶお~ん・ぶお~ん」「ボッコ・ボッコ・・・」と,言い方が正しいのかはわからないが,低音がオーバーロードしすぎている感じで,このアンプ内蔵スピーカーの特徴なのかもしれないが,変に低音ばかり強調されすぎて,聞くに堪えない状況だ。
トーンコントロールを弄ろうもんなら,ほとんど音ではなくなる。

最近の製品の購入も考えたが,なかなかそうもいかず,とりあえず自身で少し手を加えてみようと思い作業してみた。

  ★ ちょうど,部品箱の整理にもなるし・・・ (^^♪

MA-10Aをバラしてみると,基板が2枚,トランス1個が出てくる。
でぇ~!,出てきた基盤と部品箱の中の宝の品々を照らし合わせてみると・・・,基板上についている電解コンデンサ一式とオペアンプICが一通り交換できそう。
というわけで,作業開始~!

まずは何といってもアンプ基盤から・・・。

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写真は電解コンデンサーだけを全て交換した後の状態のものだが,作業は,基板の半田面をコテで暖め半田吸い取り器で吸い取り,新しい部品に付け替えるだけ・・・。
全て取り替えた後,電解コンデンサーの状態を見てみたが,当初ついていた電解コンデンサーに膨らみや破損,液漏れなどは見つからなかった。
そうそう!この基板についているパワーアンプIC・・・,

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「TDA7296」というICがついていた。
詳しくは調べてみてはいないが,これ1個で60W(8Ω)×2chが出力できるようだ。
続いてもう一枚の基板を見てみると・・・,

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「F4558」というオペアンプICが見える。 それもこの基板上に5個もついている。 これを手持ち在庫の・・・,

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「5532DD」というICに交換してみる。

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オペアンプICにはICソケットを取り付けてある。 これである程度のオペアンプICとの交換が楽しめる。
無論,電解コンデンサーも一通り交換した。
さぁ~て,これでどんな音に変化するだろう。 
現在,エージング中・・・, 低音ばかりが強調されない,少しでも落ち着いた音になってくれているといいなぁ~。



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